強くて早いスマッシュを打つようになるためにやるべきこと

バドミントンの試合でエースになりやすいスマッシュ。そのスマッシュの決定力を少しでもあげるためには工夫が必要です。そのためには様々な方法がありますが、今回は強く早いスマッシュを打つにはどうするかについて、考えてみました。

豪快な爆発的なスマッシュを打つには

体幹トレーニングが欠かせません。筋力が必要です。
筋力があっても、それをシャトルに伝えられなかったら、意味がありません。
例えば、ごりマッチョがシャトルを打ったら、めっちゃ早いスマッシュが打てるかと言われたら、そうではありません。逆にひょろひょろとした人がめっちゃくちゃ速いスマッシュをガンガン打ってくる人は見たことありませんか。

スマッシュには色んな種類がある

速いスマッシュ

速いは速いけど、うまくあてると少しの力でも返せてしまうという弱点があります。自分から打つ時はなるべく空きスペースに狙って打つといいでしょう。
最初は脅威的ですが、何度も同じスピードで打つと相手は目やタイミングに慣れてしまい、いともに簡単に打ち取られてしまいます。その時、速いスマッシュなので、返された球を拾うのに早くしないと間に合いません。

速いスマッシュを打つためには力を伝える体幹トレーニング

筋肉量がすくない人でも早いスマッシュを打てる人はいます。私の先輩はインターハイの中でトップクラスにスマッシュが速かったのですが、腕立て伏せは10回も出来ないような人でした。その先輩の打ち方をよく観察するとフォームがすべて一緒でシャトルに力の伝え方がとてもうまかったということがわかりました。
300キロを打てるエネルギーを100％伝えられるのと400キロを打てるエネルギーを70％伝えられるとしたら、前者の方が速いということはお分かりですよね。
その100％を伝えられるには、体幹トレーニングが有効だといわれています。

速いというわけでないが重いスマッシュ

スマッシュのスピードは早くないものの、打ち返したとき遠くに飛ばない、押されてる感じがするときがあるでしょう。これが重いスマッシュです。全体重をシャトルに乗せていると重くなります。ここでは体重がある方のほうが有利になります。

角度のあるスマッシュ

ジャンピングスマッシュが当てはまります。タイミングや難易度の高い技体力の消耗も激しいので無理は禁物です。
見た目が豪快で高い打点で打つのでシャトル自体は早くなかったとしても、シャトルが落下時点まで到達する時間が短くなり、相手にとっては速いスマッシュと感じるでしょう。また、レシーブされたとしても、角度のあるスマッシュなので、厳しい返球が難しくなってしまいます。特にダブルスは後衛がジャンピングスマッシュを放って、甘く浮いた球を前衛が決めるというパターンはよくあります。相手にとっては威圧感をに感じるでしょう。

スマッシュは体全体で打とう

そのためにはどれだけ体全体でシャトルをうつことが出来るかが問題になってきます。体のバランスが崩れている状態では早いスマッシュは打てるはずがありません。シャトルが飛んできたときに腰の回転、腕の力、利き足から逆利き足への体重移動（股関節）、足を入れ替える動作を上手く連動して打つことがスマッシュの速度を上げるカギだと思います。

例えば、腕の力だけが強い人と、腕腰肩足の力がバランスよくできて、体全体でスマッシュを打ってくる人と比べたら、後者のほうが勝ちます。

スマッシュを打つときに利き手側の肩を下げ、打つ瞬間に思いっきり肩を回すことによってより威力のあるスマッシュが打てるようになります。
その時、少しジャンプして打つと体が180°回転しやすく、肩を振りおろす動作がやりやすくなるので、体重を乗せたスマッシュが出来あがります。

もう一つ重要なフットワーク

スマッシュを打つには、フットワークも重要なポイントです。体重をシャトルに乗せることが大切と述べましたが、それを実現するには体を前に持っていけるようにしなければなりません。シャトルの落下時点に素早く移動し、体全体を前にジャンプし、肩を振り下ろします。そのためにはフットワークか大事になってきます。

ラケットも重要

ヨネックスから出ているラケット「Voltric Z-force（ボルトリック Zフォース）」はトップヘビーなので、威力のあるスマッシュが打ちやすくます。また、「ARCSAVER Z-スラッシュ」も世界最速493km/hを記録しているようです。新幹線は320km/hですから、どれだけ早いかお分かりでしょう。

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