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バドミントンの完全まとめ。ルールの解説から、応用まで!

バドミントンのスマッシュを安定させるために5つのこと

      2016/03/16

スマッシュを安定させる

バドミントンの初級者と上級者において、大きな差がでやすいショットといえば、スマッシュです。

ここでは、スマッシュを安定させるために打ち方とコツ、練習方法を紹介します。

初級者と組んで実感したこと

先日クラブで珍しく初級レベルの方と組んでダブルスを組んでゲームをした時です。
普段は中上級者とペアを組むことが多いのですが、初級者と組んで思ったことはスマッシュのミスです。

私が後衛から強打した時、相手は苦し紛れにロブがあがると、普段ならやった!といつも思うところです。
しかし、初級者と組んだときはペアに甘い球が上がると、「やばい」「頼むよ…」と不安になってしまいます。

案の定、スマッシュをネットにかけてしまい、相手のポイントになってしまうパターンの繰り返しでした。

スマッシュでミスした場合、考えようによっては2点も損している

機会損失という経済学の専門用語があります。
ダブルスでは、シングルスと比べスマッシュを打つ機会が多くの場面で出くわします。上級者はスマッシュをほぼ確実にポイントを狙います。もちろん、

スマッシュ一本で決めようとは考えていなく、一本で決めたらむしろラッキー

と考えてます。相手が返球したロブを2本3本とスマッシュを続けて、確実に点数を取ろうとします。

スマッシュは、得意ならプラス1点を計算できるショットと考えることが出来ます。

ところが、スマッシュが苦手で、ネットに引っ掛けたり、アウトしてしまうと、当然相手のポイントになります。本来、スマッシュでプラス1点獲得のところが、相手に点数を与えて-1点。

その差は2点。言いたいこと、わかりますか。

私が言いたかったことはたかが1本、されど1本です。完全にミスしないことは不可能に近いですが、可能な限りミスしないように心がけるべきです。
では、なぜ、スマッシュのミスするのか原因を挙げます。

スマッシュ練習が極端に少ない

当然、スマッシュが苦手な初級レベルのプレーヤーは、スマッシュの練習を多くするべきです。

ストローク練習はたっぷりやるのに、スマッシュの練習は少しだけ。すこし練習するならまだましで、全くやらないなんてことも良くあること。

スマッシュが上達すれば、確実にポイントを取れるショットです。スマッシュを軸にゲームを組み立てやすくなり、自分が有利になります。

ぜひ、意識してスマッシュ練習に時間を取る様にしましょう。
特に、ダブルスで勝ちたければ、なおさらです。

スマッシュの打つ時、意識する5つのこと

前触れが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
スマッシュは、次の5つを意識していれば、ミスは大幅に減ります。

1.シャトルが上がってきたら、ネットに対して横向きの体制をすぐにとる

これは大事です!これが出来なかったら、スマッシュはおろそか、いろんな打ち方も出来なくなります。

横向きの体勢を取ることで、前と後ろの動きがしやすくなります。ラケットを振りぬきやすくなります。ストレートだったりクロスだったりコースを打ち分けられるほかに、いろんなストロークが打てるので、相手に読まれにくくスマッシュが打てます。

打った後、足を入れ替えやすくなるので次の球も対応できるようになります。

ロブが上がったら、すぐ横向き!

これだけは意識しましょう。

2.シャトルの落下地点に素早く

とにかくシャトルの落下地点に素早く移動すること!落下地点よりもやや後ろに移動出来たら、二重丸です。

シャトルの落下地点より後ろに行きすぎてしまった場合は、スマッシュを打つ時に前に少し移動してポジショニングを微調整。

落下地点に素早く移動できていないと、スマッシュを慌てて打つことになり、ミスの原因となります。
また、中途半端に後ろに下がると、スマッシュを打つ時に後ろに移動しながらスマッシュを打ったり、重心が後ろになる状態でスマッシュを打つ事になります。そうなると、技術的に難しくなり、ミスの可能性が高くなります。

素早くシャトルの落下地点に移動すること。

3.テイクバックはコンパクト

スマッシュを打つ時の構えは最短距離でという意味です。
特にダブルスは次と次と続いてくるので、大振りしてしまっては次に間に合いません。

なるべく余計な動きは排除しなければなりません。

4.振り下ろそうと意識し過ぎない

スマッシュは、相手コートに叩きつけるイメージがあります。
しかし、スマッシュをラケットで振り下ろそうとし過ぎると、頭が下がったり、ラケットヘッドが下がりすぎてネットにひっかかりやすくなります。

上から落ちてくるシャトルを、しっかりと後ろからラケット面でとらえられれば、適度な角度でシャトルは落ちてくれます。
無理に振り下ろそうとせずに、しっかりとシャトルの後ろを打つようにしましょう。

5.1発で決められなくても良い

スマッシュ=1発で決める必殺ショット。

・・・ではありません。

力を入れすぎてしまう初級バドミントンプレーヤーさんが多いですが、スマッシュは1発で決められなくても大丈夫です。

もちろん、1発で決められるのが理想的だし、しっかりとスマッシュを打てれば、1発で決まる可能性は高いです。
ただし、スマッシュを相手に拾ったとしても、そう簡単に相手も反撃は出来ません。

そうなれば、スマッシュを2本、3本と徐々に相手を追い詰めていけば、ポイントは確実に取れます。無理に1本目のスマッシュで決めようとして、ミスをしないように。

スマッシュの練習方法

【初級編】

オーソドックスな練習は、自分がスマッシュポジションに立って練習相手にロブを打ってもらう。そのロブを、スマッシュで打つ、そのスマッシュを練習相手にまたロブしてもらう。

ロブ ⇒ スマッシュ ⇒ ロブ ⇒ スマッシュの繰り返し。

この練習が効果的です。続けられるようになったら、コースを意識して強弱をつけたスマッシュを打ってみましょう。

【上級編】

私が良くする練習ですが、返球をネット前やドライブを交えてスマッシュの練習も行っています。

ドライブドライブの合間に突然ロブが来ると、とっさの動きが必要になるので、無駄な動きはしていられません。
また、スマッシュを打った後にネット前に落としてくることもあるので、ストロークした後の動きも意識しなければならなくなり、実戦に近い練習になります。

また、練習相手に打ってもらうロブは、高い軌道のロブだけではなく、低めのアタックロブになりやすいため、後ろに下がりながらのジャンピングスマッシュを打つ練習にもなります。

ジャンピングスマッシュはダブルスでは打つ機会が多いので、練習しておいて損はありません。

まとめ

スマッシュが得意ならば「チャンス」、不得意ならば「ピンチ」。その差は、2ポイント分あります。
ですから、スマッシュを上達させるために、練習は意識するようにしましょう。

スマッシュのコツは

  1. 横向きの体制をすぐに
  2. 落下地点へ素早く移動
  3. テイクバックはコンパクトに
  4. 振り下ろそうと意識し過ぎない
  5. 1発で決められなくても良い

の5つです。

スマッシュを確実に決められるようになれば、相手は安易にロブを打てなくなり苦しくなります。
ぜひ、スマッシュをものにして、相手にプレッシャーをかけ続けちゃいましょう!

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