たかが素振り、されど素振り。バドミントンの上達に効果的な素振りについて

バドミントンのコートでの練習が終わり、家に帰った後やオフの日の行動が、他人との上達度に差をつけるチャンスです。もちろん人それぞれですが、家でもバドミントンの上達のために練習が出来たら確実に上達できるでしょう！

今回は、バドミントンの上達に効果的な1人でやる練習メニューとして素振りのやり方を紹介したいと思います。

今まで素振りを真剣に取り組んだことは？

部活動などで強制的にやらされたことはあるかもしれません。自発的にやろうとしても、やってることは地味だし三日坊主になってしまうという方は多いかと思います。

しかし、今回は素振りについて重要なポイントを理解することによって、毎日続けられるようになるはずです。

バドミントンの上達法！1人で出来る練習メニュー・素振りの正しいやり方とは？

みなさんが思っている正しい素振りというと汗水流しながら何百回もラケットを振るようなイメージかもしれません！
闇雲にラケットを振ればいいものではありません。

また、どうせ100回も集中力は続きにくいです。最終的には機械の様にただ振っているだけになっているでは意味があまりありません。

効果的な素振りとは？

そもそも素振りというのは、自分の理想とするイメージと現実の差を確認する反復作業です。
まずは、素振りをするときは、動画をスマホで撮るか、鏡や窓ガラスを観ながら広い部屋で行うようにしましょう。

バドミントンの試合になるといつでもイメージ通りの球が来るわけではありません。それを踏まえて、自分の意識しているスイングと違うスイングに実際はなっていることは当たり前といえば、当たり前です。ただ、イメージと現実の差はないか毎回確かめるようにすることはとても大事な作業です。

具体的な素振りのやり方

具体的な素振りのやり方ですが、１５回ずつフォアハンド、バックハンドの素振りをするのですが、それに加えて右手と左手を両方とも行うことです。

まず、15回という数字はスイングをする時に集中力が保てるぎりぎりの回数だと思ってください！保てるなら、多めにやってもでも構いませんが、毎日継続してやることが重要なので負担にならない程度にしましょう。負担になると上手くなりたい（Want）というポジティブな感情よりやらなきゃ(Must)というネガティブな感情が強くなり、三日坊主になりやすい原因になります。

もちろん、毎日やらないと気持ち悪いというレベル（習慣化）になったら、回数を増やすことはいいことですが、いろんなバリエーションを交えるのも良い方法です。

どうして左右で素振りを行うのか

左右両方の手で行うのですが、どうしてかというと、バドミントンはどうしても利き手と逆利き手の筋肉の付き方が変わってしまい、体のバランスを崩す原因になります。バドミントンはバランスが命ですから、崩すと致命的になります。また怪我や上達の妨げになってしまいます。

畑違いの話になりますが、誰だったか忘れてしまいましたがあるテニスプレイヤーがいました。そのプレイヤーは国際大会で優勝するような方だったのですが、ある日を境に大会で勝てなくなり、スランプに陥ってしまいました。悩んだ彼は、逆利き手も鍛えたところ、また世界で勝てるようになったという話があります。

左右両方とも素振りをしておくだけでも、バランスを整えることにつながりますので毎日続けてみてください。

素振りで意識しておくポイント

• 打った後、足は前に出てるか（右が利き手なら、足は右足）
• ラケットの面はいつも一定か（たまに打つ途中で止めて、ラケットの面を確認する）
• 力の抜け具合のコントロールは出来てるか（リラックス状態からインパクト時は全力）
• スマッシュ、ドロップ、クリアなどのストローク時のフォームは一緒か（フェイント効果になる）

中級者以上なら

• 内転筋をうまく使っているか
• 体重移動が出来てるか
• 体全体で入ってるか

以上、挙げたポイントを意識しながら素振りすると闇雲に打つよりも効果的な練習になります。

まとめ

素振りをするときは、脳内で様々なシチュエーションを交えてイメージを描きます。

例えば、

・バック奥からのスマッシュ⇒フォア側に甘く返ってきた⇒そこでストレートスマッシュ（カット）
・クリア→ドロップ→スマッシュ

という風にさまざまな場面を自分で想像します。

素振りは練習前と練習後が一番効果的です。
自分の理想とするフォームと実際のフォームとのギャップを埋めるために修正していく。その作業はとても大事です。

素振りをすれば、上達するわけではありませんが、自分が理想とするスタイルに近づける手助けになることは間違いありません。

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